卓越したセンスでジャズ・シーンをリードするNY出身のインド系アメリカ人ピアニスト、
ヴィジェイ・アイヤー(Vijay Iyer)の来日公演が決定しました。6月17日(火)から20日(金)まで東京・丸の内コットンクラブにてピアノ・ソロとトリオの公演が行なわれます。
1995年のデビュー後、続々とリーダー作を発表する中、
マイク・ラッドや
スティーヴ・コールマンを筆頭にジャンルを超えた多彩なアーティストとのコラボレーションで話題を呼び、2009年に発表した『ヒストリシティ』は、グラミー賞にノミネートされたほか、各メディアや専門誌にて高い評価を受け一躍注目を集めました。そしてこの春に発表したアイヤーの18作目
『Mutations』は、ECMに移籍しマンフレート・アイヒャーをプロデューサーに迎えた初のリーダー作。ヴァイオリンとチェロをバックに抒情的で美しい作品に仕上がっています。
今回の公演では初日はピアノ・ソロ公演、翌日からは『ヒストリシティ』以降の盟友である二人、
ステファン・クランプ(b)、
マーカス・ギルモア(ds)を引き連れてのトリオ公演となっており、リズムから生まれるアイヤーの特異な音世界を、十二分に堪能できる貴重な連夜となっています。