“いままで誰も聴いたことのないバッハ演奏”を目指し、東京藝術大学バッハカンタータクラブのメンバーを中心に2015年に結成された若手室内合唱団“Salicus Kammerchor(サリクス・カンマーコア)”が、同団にとって第2回目となる定期演奏会〈Salicus Kammerchor 第2回定期演奏会『Melete Thanatou -死が照らし出す生の輝き-』〉を2016年5月21日(土)14:00から千葉・千葉市生涯学習センター、2016年5月25日(水)19:00から東京・新宿 ルーテル市ヶ谷ホールで開催します。
サリクス・カンマーコアは、“バッハはいかにしてバッハになったか”をおもなコンセプトに、その音楽の源泉をキリスト教音楽の根源であるグレゴリオ聖歌にまで遡り、
バッハの声楽曲をいかに演奏するかを探る室内合唱団。団体名の“サリクス”(Salicus)は、装飾を伴うとされる上昇の“ネウマ”の名称に由来。10世紀頃のグレゴリオ聖歌の記譜法“ネウマ譜”において、旋律をどのように歌うかという歌い回しについて書き表わした記号“ネウマ”は、ギリシャ語で“合図、身振り”を意味します。
“ネウマ”を解釈し、その歌唱法をグレゴリオ聖歌のみならず、ポリフォニー、そしてJ.S.バッハの演奏にも生かしていくというアプローチを採るサリクス・カンマーコア。当面は、全6曲あるバッハのモテット1〜2曲を演奏会後半のメイン・プログラムに据え、前半ではバッハに至るまでに同ジャンルの音楽がいかに発展していったかを時系列で辿ることができる選曲を予定しています。今回の第2回定期演奏会の前半は、グレゴリオ聖歌、
オケゲム、
ジョスカン・デ・プレ、
シュッツが取り上げられ、すべて“死”をテーマとする作品で構成されています。