イタリアを代表する個性派ピアニスト、
アンドレア・バッケッティ(Andrea Bacchetti)によるRCA Red Sealへの“バッハ・エディション”第3弾
『J.S.バッハ: ピアノ協奏曲集〜第1番-第5番・第7番』(SICC-30266〜7 2,900円 + 税)が5月25日(水)に発売。ピアノ協奏曲6曲を収めた2枚組です。
生前のベリオからも大きな賞賛を得たというバッケッティのスタイルは“21世紀の理想の
バッハ像の一つ”とされ、歴史的チェンバロ奏法を研究し、それを応用しながらも、さまざまな角度から作品を捉え直し、自由な発想でその魅力や特徴を新たに浮き彫りにしてみせるというもの。繊細で表情豊か、溌剌とした前進性を帯びたその音楽は、フレージングや打鍵が明快で、左手の雄弁さもあいまってバッハのポリフォニックな書法をクリアに解きほぐしていきます。指揮者をおかず、気心知れたRAI国立交響楽団の小編成の弦楽との共演も、まさに現代らしいイタリアのピリオド演奏風の喜びを感じさせるものです。
バッケッティはこれまでのバッハ・エディションではファツィオリを弾いていましたが、今回のアルバムではスタインウェイを選んでいるのも興味深いところです。