異なるテーマを定めた全5回のコンサートから成る、クラリネット奏者・
吉田 誠のコンサート・シリーズ“五つの記憶”の第2回目〈吉田誠 クラリネット・リサイタル“五つの記憶”Scene 2「灯り」〉が12月18日(金)東京 銀座 王子ホールにて開催されます。
このシリーズは、アートディレクションに田村吾郎を迎え、フォトグラファーやヘアメイク、スタイリスト、グラフィックデザイナーといったアーティストたちとともにコンセプトメイクやヴィジュアル制作を作り上げ、その世界観をもとに吉田が選曲していくという異例ともいえる取り組み。今回の公演では、ヴァイオリニストの
成田達輝と尾池亜美、ヴィオラ奏者の安達真理、チェリストの横坂 源らとともに、
フィンジと
モーツァルトの作品が演奏されます。
“灯り”と題されたシリーズ2回目について、吉田は「この言葉からは“暖かさ”が連想されますが、優しさ、慈愛と共に、切なさ、ノスタルジーも同時に存在している気がします。モーツァルトの五重奏の第二楽章から感じる慈愛、フィンジのロマンスから感じるノスタルジー、この様な世界観をクラリネットの暖かい音色と弦楽四重奏の包まれるような響きで、皆様と共有できれば、という願いを込めて選曲致しました」(公演フライヤーより)とコメントを寄せています。