オリジナル・タイトルの「カーメル」は米国西海岸の都市名。ブリージーな雰囲気をたたえた魅力的なフュージョン作品だ。クルセイダーズで名をあげたジョー・サンプルの人気を不動にした1979年の一枚。

クルセイダーズのファンキー・テイストが薄まり、清涼感あるジョー・サンプルの鍵盤さばきが冴える1978年作品。キャッチーなメロディやパーカッションの取り入れ方などが巧みで人気も高い。

充実のインパルス期のコルトレーンが詰まった名作。常人とは思えないエルヴィンらの強靭なバッキングに煽られるようにモーダルに突っ走るコルトレーンのテナーが印象的。ドルフィー参加曲も収録している。

バラードの傑作「クレッセント」を中心に据えて編集された一枚。おなじみのナンバー「ベッシーズ・ブルース」や、琴線に優しく触れるかのような「ロニーズ・ラメント」なども収録されている。

黄金のカルテットによる名演で知られ、いまだに多くの人々から愛聴される1962年リリースの名盤。ジャズにそれほど詳しくない人でも耳にしていると思われる有名曲がずらり。しっとりとした歌心とあふれる情感が胸に染み込むバラード・アルバムだ。

黄金のカルテットによる名演で知られ、いまだに多くの人々から愛聴される1962年リリースの名盤。ジャズにそれほど詳しくない人でも耳にしていると思われる有名曲がずらり。しっとりとした歌心とあふれる情感が胸に染み込むバラード・アルバムだ。

ジャズ史上に燦然と輝くサックス・カルテット作品。1964年にコルトレーンがその精神世界を組曲風の大作として吹き込んだもので、魂の叫びとも言えるブロウと各人の熱のこもったインタープレイは必聴。

ジャズ界随一のクルーナー・ヴォイスのレジェンドとサックスの巨人が共演した永遠の人気盤。冒頭曲におけるハートマンの歌唱とそれに寄り添うようにフレーズを編むコルトレーンのダイアログは、至上のひととき。

名トランペッターにしてヴォーカリストでもあるチェット・ベイカーの魅力が詰まった珠玉の名盤。決定的名演といわれる「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」をはじめ、アンニュイな彼の歌唱を楽しむのに最適な一枚。

チック・コリアをリーダーとしたワンホーン・カルテット作品。日本でも人気の高いスティーヴ・ガッドの4ビート・ドラムも聴ける。70年代後期の作品であり、基本的にはフュージョンを消化したサウンド。

ハンドクラップを取り入れるなど、スパニッシュの香りを多分にたたえた1976年の一作。アコースティック・ピアノを中心に、躍動的で踊りだしたくなるようなフレーズが満載。茶目っ気あるチックの人柄が垣間見える。

チック・コリア＆リターン・トゥ・フォーエヴァーの2ndアルバム。フローラ・ブリムのヴォーカルをフィーチャーしたポップス、ジャズ、ラテンが絶妙に絡み合った親しみやすいサウンドが楽しめる。今やスタンダードの名曲となった「スペイン」の初演を収録。

1962年にインパルス・レーベルに遺された巨人の共演作。朴訥で人間味あふれるコルトレーンのサックスがリスナーの心を揺さぶるエリントンの名曲「イン・ア・センチメンタル・ムード」をはじめ、お手本のような名盤だ。

「レディ・デイ」として愛されるジャズ・シンガーによる代表作。「奇妙な果実」は黒人差別を歌ったシリアスなものであり、壮絶かつ短いビリー・ホリデイの生涯のハイライトとして語り継がれる名演だ。

ビル・エヴァンスとジム・ホールのクールで知的な対話によって、奥の深い多彩な表現を示した屈指の名盤。創造性豊かなインタープレイは、名セッションと呼ぶにふさわしい。

ヴォーカル・ジャズの歴史的人気盤にしてエヴァーグリーンな名盤。メリル自身にとって実は最初のスタジオ録音作でありながら、夭逝の天才クリフォードとの共演で非常に説得力のある歌唱を聴かせている。

ジャズ・オーケストラ界の重鎮クラリネット奏者、ベニー・グッドマンの伝記映画のサントラ。トリオやカルテット、オーケストラと、彼の十八番を十二分に堪能できるスウィンギーな一枚。