スミソニアン・フォークウェイズが保有する膨大なカタログ音源から、“ハーモニカ”が主役となる珠玉のブルースを集めたコンピレーション・アルバム。ディープ・サウス、アパラチア、シカゴなど、バリエーション豊かなスタイルが楽しめる。

“ゴスペルの女王”と評されるマヘリア・ジャクソンを多角的な角度から捉えた伝記を補完する作品として編まれたアルバム。コンサートでの貴重なパフォーマンス音源だけでなく、幼少期や音楽との関わりについて語ったインタビューを収めている。

1979年に発表された、ベニート・シモンチーニの“アワラク”名義のジャズ／ファンクを基調としたインスト作品。多くのラップ／ヒップホップにサンプリングされた名曲として知られる「Accadde A Bali」を収録したコレクター垂涎の一枚だ。

米・フロリダ在住のイタリア人キーボーディスト兼作曲家のジョニ・カビルドに由来するグループ、カビルドスが1974年に発表した2ndアルバム。高揚感が際立つタイトル曲をはじめ、ラテン、ファンク、フュージョンの要素を取り入れたインストが並ぶ。

1977年発表、“イタリアン・ライブラリー・カルト”の誉れ高いショート・トラック集。ピアノとシンセサイザーで、1950〜60年代のSFホラー映画を思わせるダークなトーンを演出。ラストには明るく穏やかな曲調を収録している。

ニューヨーク出身のアーティスト、ハンナ・ジュダグーの2ndアルバム。一時的にカリフォルニアに移り住んだことで新たなコラボレーターと出会い、新たなサウンドの追求につながった、新境地といえる一枚に仕上がっている。

アイルランド出身のラップ・トリオ、ニーキャップが2024年に発表したデビュー・アルバム。アイルランド語と英語、風刺と社会意識の高い歌詞がシームレスに融合した、浮かれて騒がしくも示唆に富んだ作品となっている。プロデュースはトドラ・T。

新加入した米国人ノア・シモンズのヴォーカルで、英国パワーメタル・シーンを賑わせるメモリーズ・オブ・オールドの本邦デビューとなる2ndアルバム。荘厳なオーケストレーションとネオクラシカルな技巧が交差するアレンジとノアの圧巻の歌唱が聴きどころ。

P.P.アーノルドの1968年発表の2ndアルバムにして最終作。ビーチ・ボーイズやビートルズなどのヒット曲の秀逸なカヴァーのほか、南アフリカで反アパルトヘイトのアンセムとなった「エンジェル・オブ・ザ・モーニング」を収録。

P.P.アーノルドが1968年に発表した1stアルバムをステレオ・サウンドで復刻。代表曲「(If You Think You're) Groovy」「The First Cut Is The Deepest」など、ソウルフルな楽曲を収録。

イタリアン・ライブラリー・ミュージックの巨匠、パオロ・カサのファンク／ブルース色をミックスした1977年発表のジャズロック作品が世界初CD化。イル・ヴォーロのジャンニ・ダル・アリオ（ds）も参加し、シンフォニックかつ牧歌的な世界を展開する。

男女ヴォーカルのほかフルートやヴァイオリン、ブズーキなどを擁するイタリア発のフォークメタル・バンド、エキシリウムの3rdアルバム。重厚なオーケストレーションとフォーキーなメロディを持った、アグレッシヴなナンバーを収録している。

ハワイのシンガーとして80年代に活躍したケヴィン・I.が、約40年ぶりに音楽シーンにカムバックして放つEP。ランス・ジョーが全編プロデュースを手がけたほか、バックにはロビー・ブキャナンらが参加。良質なサウンドを奏でている。

デヴィッド・アレンを中心に結成されたゴングが1971年に発表したアルバム。「ラジオの言葉」ほか、実験性とメロディが溶け合う楽曲群を収録した、伝説的なサイケデリックロック・アルバムとも評される一枚。

キース・エマーソンによる最初のリーダー・バンド、ザ・ナイスが1968年に発表したデビュー・アルバム。クラシック、ジャズ、アヴァンギャルドをロックに融合させ、プログレの誕生を告げた革新的な一枚となっている。

1965年に米国でリリースされた2ndアルバム。エリック・クラプトン時代のライブ録音とジェフ・ベック期のスタジオ録音が混在。「Evil Hearted You」「Still I'm Sad」などを収録している。

1964年ロンドンのマーキー・クラブで開催されたライヴの模様をリマスターで収録した一枚。「Smokestack Lightning」「I'm a Man」「Too Much Monkey Business」などを披露している。

1965年にアメリカで最初にリリースしたアルバム。「For Your Love」「I’m Not Talking」「Good Morning Little School Girls」ほか、初期のビートとブルースが融合した楽曲を収録している。

シンディー・ローパーのライヴ盤。1991年5月21日の横浜アリーナ公演の模様で、リリースのない空白期だっただけに代表曲が中心のセットリストだが、ジョン・レノン「Working Class Hero」のカヴァーなど、レアなナンバーも楽しめる。

1965年にロンドンで結成、ブリティッシュ・ビートを代表するバンドのひとつであるスモール・フェイセスの1968年作。モッズ／サイケロックの新たな深みに取り組んだ作品を、別ミックスなどレアなテイクとともに楽しめる。

1965年にロンドンで結成、ブリティッシュ・ビートを代表するバンドのひとつであるスモール・フェイセスのコンピレーション・アルバム。1967〜69年、バンドの最盛期を捉えた、英国ロック黄金時代のサウンドが堪能できる。

モッズ・バンドの代表格、スモール・フェイセスが1967年に発表した1stアルバム。初期サイケ／モッド期の小粋で甘く切ないナンバーが多数収録されており、のちのブリティッシュ・ロックに大きな影響を与えた。

モッズ・バンドの代表格、スモール・フェイセスが1968年に発表した米国でのデビュー・アルバム。前年に英国でリリースされたアルバム『スモール・フェイセス』の収録曲に加え、「Itchycoo Park」などの代表曲が楽しめる。

デュラン・デュランのライヴ・アルバム。全盛期における1984年3月21日のマディソン・スクエア・ガーデン公演の模様で、ラストの「Girls on Film」にはシックのナイル・ロジャースとトニー・トンプソンが参加している。

ジョージ・クリントンを中心に結成、後のブラック・ミュージックに多大なる影響を与えたファンカデリックの1979年作。ダンス・ミュージック・シーンに新風を吹き込んだ、エレクトリック・ファンクの傑作だ。