ビッグバンドとのセッション盤『Book of the Blues Vol.1』(1964)から予想外にスマッシュヒットが出たため、急遽そのレコーディングのアウトテイクを集めて発表されたのが本作。オルガンファン、ビッグバンドファン、ソウルジャズファンのすべてが楽しめる選曲。レイ・クロフォードのギターも聴きどころ。
ジャズ、ラテン、ポップスなどを得意とするヴァイオリン/ヴィオラ奏者の第3作。ふくよかな音色が明るいメロディと合う冒頭の自作曲「Sakura」、美しいメロディが情景を喚起するラストなどは音楽家としての持ち味が全開。ベースやピアノも活躍する「Ribbon In The Sky」はヴァイオリンでクライマックスを迎える。