エマーソンの右手の異常が顕著になる以前に録音されたピアノ・ソロ・アルバムの2025年リマスター版。アルベルト・ヒナステラ作曲の「Creole Dance」をはじめ、クラシック、ジャズ、ロック、R&Bなど幅広い音楽性が感じられる楽曲が並ぶ。

95年発表のソロ・アルバム。録音自体はEL＆Pの92年の復活作『ブラック・ムーン』よりも以前の音源が多く、同作収録曲の原型的な曲も含むが、より攻撃的なキーボードプレイが堪能できる。ロンドン・フィルとの共演による「奈落のボレロ」も収録。

シンセサイザー奏者の草分け的存在、キース・エマーソンに追悼の意を込めて2018年に発表されたアルバム。キースの作曲したオーケストラ曲を中心に構成。孫のイーサン・エマーソン、盲目の女性ピアニストのレイチェル・フラワーも参加している。

英国のフォークロック・グループ、コウマスの1971年のデビュー・アルバム。ヴァイオリン、ヴィオラ、フルート、オーボエなどのアコースティック楽器をメインに使用しながらも、アヴァンギャルドで強烈な個性を放つカリスマ性が高く評価されている名盤だ。

サムライ・オヴ・プログのメンバーらによる多国籍シンフォニック・バンド、ザ・ギルドマスターの3rdアルバム。生楽器を交えたファンタジック色とジェネシス系サウンドが融合。マイク・オールドフィールド風味も増強されている。

スコット・マッコーイー率いるバンド、ザ・マイナス・ファイヴの2025年発表のアルバム。ピーター・バック（R.E.M.）やパターソン・フッド（ドライヴ・バイ・トラッカーズ）らが再集結し、中毒性のあるオルタナティヴ・パワーポップを完成させた。

ジャーマン・ヘヴィメタルを代表するバンド、スコーピオンズのライヴ・アルバム。1975年のヨーロッパ・ツアーより、4月26日に行なわれたドイツはエッセンでの公演の模様を収録。初期の素晴らしいパフォーマンスが堪能できる。

ラジオ番組でも放送された1976年1月26日の米・マサチューセッツ州スプリングフィールドにおけるコンサートの模様をアンコールを含めて完全収録。ジャズの要素を取り入れて名曲を表現した、トミー・ボーリン在籍時の貴重なパフォーマンスが楽しめる。

ブライアン・イーノを共同プロデューサーに迎えたトーキング・ヘッズの2ndアルバムのスーパー・デラックス盤。最新リマスターの本編に加え、未発表のスタジオ・アウトテイクや完全版ライヴ音源、ブルーレイにはハイレゾ音源等や未発表ライヴ映像を収録。

オールデイズ・レコードが贈る若き日のブライアン・ウィルソンのソングブック・コレクション。ジャン＆ディーンの冒頭曲を含むブライアン作品群に続いてブライアンのフォロワー作品が並び、さらに影響を受けた楽曲まで一堂に収録している。

UKロックのレジェンドであり真のモッドファーザー、ポール・ウェラーの2025年作。彼が生涯愛聴している曲を、新鮮な解釈と畏敬の念を込めて再構築したアルバム。デクラン・オルークやノエル・ギャラガー、ロバート・プラントらがゲスト参加している。

ジャズ・ラップ／コンシャス・ヒップホップ界の新鋭ラッパー、マッキンリー・ディクソンの5thアルバム。黒人文学を代表するトニ・モリスンの作品にインスパイアされた三部作の完結編で、文学的なリリックを見事なライムとフロウで聴かせている。

スカの歴史を語る上で欠かせない2作品『ラテン・ゴーズ・スカ』と『バース・オブ・スカ』をカップリングした一枚。トミー・マクックとスカタライツによるジャズとラテンのミックス感、スカ創成期の熱気と興奮などが聴きどころとなっている。

アニー・ハズラムの美声とクラシカルなバンド・サウンドを、華麗なオーケストラと融合させた英国クラシカルロック・バンドのボックス・セット。『お伽噺』『四季』という二大傑作と、バンドのみの編成で生み出した『碧の幻想』をパッケージしている。

ヴァイオリン奏者のアンドレイ・ディドレンコが結成したプログレ・バンドが、デビュー前の94年に制作したコンセプト・アルバムのオリジナル音源と新録音を含んだ一枚。クラシカル・シンフォロックの要素を持ち合わせたオリジナリティあふれる楽曲を収録。