アレサ・フランクリンが1969年にリリースしたカヴァー・アルバム『ソウル'69』とコロムビアから最後に発表されたアルバムをコンパイル。相性のよい2枚の組み合わせは、アレサの60年代の活躍を感じ取るのに適している。

米・サンフランシスコ出身の姉妹デュオが1969年に発表した唯一のアルバム。録音当時17歳と13歳だった彼女たちのイノセントなヴォーカル・ハーモニー、ラリー・カールトンらウェストコーストの一流セッション・ミュージシャンによるプレイなどが魅力。

“ロック界のサム・ペキンパー”と呼ばれるシンガー・ソングライターが1976年に発表した1stアルバム。キム・フォウリーが作曲した表題曲など、オリジナル曲に加えてデュオとして活動していたLyme＆Cybelleのシングルも収録している。

オールデイズ・レコードの膨大なカタログを掘り起こすCD付きのアルバム・ガイドブック・シリーズの第46弾にして、ブルース編の第4弾。ハウリン・ウルフやフレディ・キング、リル・グリーンらの楽曲を通して、ブルースの奥深さと魅力が堪能できる。

オノマトペと呼ばれる擬音語・擬声語・擬態語ならびにそれに類する印象的なリフレインで成立している楽曲など26曲を収録したコンピレーション。オールディーズ未体験世代でも楽しめる、ポップスの原点ともいえる得体の知れない高揚感が詰まっている。

シティポップの礎となった音源に光を当てるコンピレーション・アルバム。松任谷正隆や横山剣を虜にした映画テーマ曲「スージー・ウォンの世界」、坂本龍一と大貫妙子に影響を与えたミシェル・ルグラン「双生姉妹の歌」などが楽しめる。

シナトラ・ファミリーによるクリスマス・アルバム。「IT'S SUCH A LONELY TIME OF YEAR」をはじめ、ナンシー・シナトラが歌う楽曲が半数以上を占めるが、妹・ティナと一緒に歌う「O BAMBINO」なども楽しめる。

ジョージィ・フェイムの1964年の2ndアルバム『フェイム・アット・ラスト』に、アルバム未収録のシングル曲「SUNNY」を追加。さらに彼の音楽的ルーツを解き明かす13曲を収録したアルバム。彼の洒脱で多彩な魅力を再認識させてくれる好企画盤だ。

1970年代のアメリカン・ロックをリードしたバンド、リトル・フィートにまつわるコンピレーション・アルバム。彼らが結成以前に遺した音源、アルバムおよびライヴでカヴァーしたブルース・ナンバーを集めた一枚となっている。

エジプト生まれのギリシャ系ユダヤ人シンガー・ソングライター、ジョルジュ・ムスタキが1969年に発表したデビュー・アルバム。世界的にヒットしたタイトル曲をはじめ、シャンソンやサンバ、ボサ・ノヴァ、フォルクローレなどを内包したナンバーが並ぶ。

ウォーカー・ブラザーズのスコット・ウォーカーによる1969年の3rdソロ・アルバム。前作同様ジョン・フランツがプロデュース。スコットのドキュメンタリー映画のタイトルにもなった「30世紀の男」ほか、さらにスケールの大きな世界を演出している。

スティーヴィー・ワンダーが1967年に発表したクリスマス・アルバム。世界が混乱する時代に“愛と平和で満たされたクリスマス”を夢見て歌う彼の声には、希望を諦めない強さと人を想う優しさがじんわりとあふれている。

プログレッシヴメタル・シーンの巨星、ドリーム・シアターのライヴ・アルバム。2024年よりスタートした結成40周年記念ツアーからパリ公演を収録したもので、“ベスト・オブ・ドリーム・シアター”といえる人気曲連発のアクトを収めている。

プログレッシヴメタル・シーンの巨星、ドリーム・シアターのライヴ・アルバム。2024年よりスタートした結成40周年記念ツアーからパリ公演を収録したもので、“ベスト・オブ・ドリーム・シアター”といえる人気曲連発のアクトを収めている。

ブルース・シンガー、ビッグ・ダディ・ウィルソンのアルバム。ゲストにエリック・ビブやオランダのギタリスト、ハンス・シーシンク、マルチ奏者のグレン・スコットらが参加。包容力豊かな歌唱とアコースティックなサウンドで心温まるオリジナル曲を聴かせる。

名作3rdアルバムの30周年記念盤。南部サウンドとソウルフルな歌唱に痺れる「カースド・ダイアモンド」をはじめとした名曲群に、タジ・マハールのカヴァーや未発表作『Tall』のセッションから新たにミックスされた9曲も追加した、豪華な3枚組だ。

アルト・サックス奏者のプリンス・ラシャが同じくアルト奏者のソニー・シモンズを含むカルテットで1962年に録音した一作。ラシャは曲によってはフルートに持ち替え、非常に自由度の高い演奏を披露している。

「ピンク・パンサーのテーマ」で知られるヘンリー・マンシーニによるクリスマス・アルバム。「WHITE CHRISTMAS」や「CAROL FOR ANOTHER CHRISTMAS」など、定番曲をマンシーニらしい繊細なアレンジで収録している。

ボビー・ブランドの円熟期を象徴する1968年のアルバム。華やかなホーン・アレンジ、サザンソウルの質感、何よりボビーの包み込むような歌声が素晴らしい。ブルースからソウルへと時代が移る中、その橋渡しをした重要作と言える。

デューク・ロビラードを中心に米・ロードアイランドで結成、ロニー・アールやシュガー・レイ・ノーシャらを排出してきた伝説的バンドの5年ぶりのアルバム。新加入の女性シンガーによる力強い歌声とともにご機嫌なブルースやロックンロールの数々が楽しめる。

世界的なDJ／プロデューサー、アーミン・ヴァン・ブーレンが2025年に発表したダブル・アルバム。ペンデュラムのロブ・スワイアとのコラボ曲、JAI RYUをフィーチャーした新曲「Let It Be For Love」などが楽しめる。

S.キャリーら3人のソロ・アーティストが集い制作したオリジナル・アルバム。マイク・サリヴァンを迎えた先行配信曲「Gigawaabamin」ほか、北米先住民族の交歓会“パウワウ”にて受け継がれてきた歌唱と現代音楽を融合させたナンバーを収録。

カナダのアートパンク・コレクティヴ、クラック・クラウドの〈ジャグジャグウォー〉移籍第1弾となる3rdアルバム。遊び心に富むメロディとギター、ソウルフルだけど容赦のない内省を歌詞にした、3作目にしてもっとも生命力あふれる作品に仕上がっている。

80年代UKにおけるツートーン・ムーヴメントの重要バンドのデビュー40周年を記念したベスト盤。日本でもCMソングとしておなじみの「She Drives Me Crazy」ほか、キャリアのハイライトを揃えている。

UKハードロック界きってのカルト・バンド、JODOが1971年に発表した唯一のアルバム。クリームを思わせるブルージーなテイストを溶け込ませた「Nightmare」など、鋭利な正統派ブリティッシュ・ハード・サウンドが詰まっている。