『ジギー・スターダスト』をはじめデヴィッド・ボウイの数々の名盤やモット・ザ・フープルにも関わった英国ロックの名ギタリスト、ミック・ロンソンの1974年発表の1stソロ・アルバム。ボウイ提供曲や有名曲カヴァーも交えた、グラマラスな仕上がり。

トイヴォ・ピルト（セバスチャン・ハーディー）とデヴィッド・カフェからなるユニットのアルバム。往年のセバスチャン・ハーディーを思わせる美しいサウンドをもとに、日本文化に影響を受けたコンセプト作に仕上がっている。

インドネシアのプログレ・バンドであるディスクスのキーボード奏者、ファディル・インドラのソロ・デビュー・アルバム。流麗なメロディと多様なキーボードが織りなすシンフォニック・サウンドが、全7曲にわたって楽しめる。

2017年の9thアルバム。制作にはAbleton Liveを用いてVSTプラグインの制御、ミキシング、編集を敢行。どの過去作よりもアップ・テンポで、多様な音楽／文化的色彩を帯びた楽器のバーチャル・インストゥルメントの再現を包含している。

ロンドンを拠点に活動する孤高のフォークロック・ミュージシャン、キートン・ヘンソンの9thアルバム。ルーク・シタル＝シンとアレックス・ファーラーをプロデュースに迎え、自身が若い頃に聴いていたグランジ色の強いサウンドを存分に体現している。

ウェールズのカーディフ出身のバンド、スーパー・ファーリー・アニマルズの2005年作。カーディフを離れ、スペイン・カタルーニャ州で録音された作品で、ストリングスやシンセサイザー、豊かなヴォーカルのハーモニーを堪能できる一枚に仕上がっている。

ビートルズ史上最大規模のコンサート、1965年8月ニューヨークのシェイ・スタジアム公演の無修正ライヴ音源に、放送用オリジナル音源や前座バンド・ライヴも追加収録した拡大盤。歴史的コンサートのすべてを知るうえで欠かせないアイテムだ。

ブラジル産フォーク／パワーメタル・バンド、ティエラミスティカの12年ぶりとなる3rdアルバム。コロナ禍を経てラインナップを立て直し、創作活動を再開。フォルクローレに欠かせない民族楽器とパワーメタルを融合した彼らの真骨頂を聴かせる一枚だ。

米・ペンシルベニア州ハバタウン出身のシンガー・ソングライター、アレックス・Gのメジャー・デビュー・アルバム。美しくも現実離れしたストーリーテリングを通じて、彼らしい“現実を捻じ曲げる音楽世界”をさらに深く掘り下げてみせた。

ジャズ、クラシック、プログレ、ゲーム音楽までを網羅するベルギー出身の先鋭ピアニスト、カジミール・リベルスキーと日本の前衛シーンの最重要ドラマーの吉田達也によるデュオ・インプロ・ライヴ盤。2024年日本ツアーからのベストテイクを収録している。

ウッドストック・コネクション出身の女性シンガー・ソングライター、カレン・ベスが1970年に発表した2ndアルバム。アメリカン・ルーツ指向のアーシーなサウンドにアプローチしながら、自身の飾らぬ歌声の魅力をヴィヴィッドに伝える傑作だ。

米・メンフィス出身の4人組ソウル・ヴォーカル・グループ、クウィックが83年にリリースした3作目にしてラスト・アルバム。初期のソウル・ルーツを受け継ぎながら、ナイル・ロジャースの影響漂う80年代型エレクトロファンクを展開した意欲作だ。

米・ロサンゼルスの5人組多国籍ロック・バンド、ザ・アウトロー・ブルース・バンドのデビュー・アルバム。名匠ボブ・シールがプロデュース。ブルース名曲「タバコ・ロード」の斬新なアレンジほか、ジャズ的要素を加えたプログレ感覚とグルーヴが光る一枚だ。

ファミリー解散後に、ロジャー・チャップマンとチャーリー・ホイットニーがデュオとして1974年にリリースした唯一作。ブルース、ロック、ソウルを融合した熱気あふれる70年代英国ロックが味わえる。ジョン・ウェットン、マイケル・ジャイルズらが参加。

イタリアのプロデューサー、ネリオ“パピック”ポッジのソウル・プロジェクト、ソウルトレンド・オーケストラの女性シンガー3人によるグループのアルバム。ソウル・クラシックからオリジナル曲まで、“パピック印”の楽曲が並んでいる。

84年結成、ベイエリア・スラッシュ・シーンを代表するバンドのひとつであるヒーゼンのライヴ・アルバム。2023年ツアーから、アメリカ各都市でのアクトを収録。キャリアを総括するような楽曲が楽しめる。

米・ロサンゼルス発、世界的な人気を誇るマルーン5のベスト盤。2015年の『シングルス』に7曲をプラスした構成で、「ハーダー・トゥ・ブリーズ」やメーガン・ザ・スタリオンを迎えた「ビューティフル・ミステイクス」などを追加収録している。

スコットランドの名シンガー・ソングライター、ラブ・ノークスが1978年に発表した5thアルバム。テリー・メルチャーのプロデュースにより、ビートリッシュなソングライティングやスタイリッシュなAORのテイストが加えられた。

ハングリー・ウルフの変名でも知られるロンドンのトップ・スタジオ・グループによる2ndアルバム。シェル・タルミーのプロダクションによりレッド・ツェッペリンのようなハードロック作に仕上がっている。

フィンランド出身のブルータルヘヴィスラッジ・トリオ、アビズマル・ライツの2ndアルバム。ヘヴィなベース、ブルータルなグロウル・ヴォイスを武器にしたエクストリームメタル・サウンドを展開している。

米・テキサス出身5人組ブルータルデスメタル・バンド、クランガスのデビュー・アルバム。社会の衰退や心の葛藤をテーマとした歌詞を攻撃的なサウンドに乗せ、グロールヴォイスで歌い上げている。

スペイン出身のダーク・ポストロック・バンド、ムントレイルズの初となるフル・アルバム。楽曲にちりばめられたシアトリカルなムード、彩り豊かな耽美系のサウンド・アプローチなどが魅力的に映えている。全12曲を収録。

アメリカ出身のダークオルタナティヴメタル・デュオ・バンド、ヌラーのデビュー・アルバム。重厚かつダークなサウンドにデジタル・サウンドを導入。ダラスでレコーディングされ、ミックス＆マスタリングを英・ロンドンで敢行した。

スウェーデンのロック・バンド、スターメンによる5thアルバム。前作『Starmenized』の続編的内容で、70〜80年代からの影響を受けたモダンなハードロック・サウンドに磨きをかけ、さらに進化を遂げている。

2024年結成、ベルギー出身の女性ヴォーカルを擁するブラックメタル・バンド、ヤハウェのワームホールデス・レーベルからのデビューEP。邪悪な女声デス・ヴォイスによって誕生した神暗黒世界を聴かせてくれる。